本日は「スタジーバ」で金森正晃監督にお話をうかがいました。
スタジーバって初めて聞く方もいらっしゃるはず。さてさて早速聞いていきましょう。
★カントクこんにちは!寝起き顔じゃないですか!笑
金森:ははは。
★先日は京都国際映画祭に金森監督の2作品が公式上映されたとのこと、おめでとうございます!目覚ましいご活躍ぶりですね。
金森:ありがとうございます。
★さて、今日はこちらの「ST@R ZIBA(スタジーバ)」というスタジオからお届けいたします。こちらの施設は最近できたばかりだとか。
金森:高岡地場産業センターの御旅屋セリオへの移転に伴い、10月に新しく作られた撮影スタジオなんです。我々「大仏兄弟(金森監督の事業所)」が指定管理を受けて運営しています。
★できたてほやほやですね!
金森:撮影や編集の設備も整っているのでとても便利ですよ。スタジオにある一眼レフカメラで自社の商品を撮影したり、フォトショップやイラストレーターもあるので加工作業も可能です。
★これは便利ですね!この前宝里副委員長がUFOキャッチャーで取ってくれた善逸(鬼滅の刃)のフィギュアもかわいく撮影したい!(宝里副委員長の趣味についてはこちら⇒)
・・・いや、間違えた、自社商品の撮影をしたいです!きれいに撮れそう♪
金森:静止画だけでなく動画撮影も可能です。プレミアやダビンチといったプロが使うような動画編集ソフトもあり、なんと全て無料で使えます!(無料はR3年3月31日まで。)アドバイザーも常駐していますので、はっきりいって使わない手はないです!
しかもライブ配信もこのスタジオからできるので、是非多くの方にチャレンジしていただきたいです。
★贅沢な施設ですね!ライブ配信ができるというのも今の時代に合っていますね。どんな人に使ってもらいたいとかありますか?
金森:先日は富山大学の学生さんも作品の撮影に使ってくれましたよ。とにかく色んな人に使ってもらいたいです!法人の方はもちろん、高岡に住んでいる個人事業主さんや学生さんたち大歓迎です。色々な方に使っていただくことでひとりでは思いつかなかったようないろんなアイディアが出てくると考えています。
例えば一般の方に向けては、地場産センターの体験後にこのスタジーバで記念写真を撮ってもらっています。背景には工場の景色を合成して。撮影した写真はすぐにLINEで送るのでインスタグラム等のSNSでもすぐに投稿してもらえてとても喜んでもらっています。グリーンバックがあって合成もOK、あらゆるシチュエーションに対応可能ですからね。
これをきっかけにスタジオのことを知ってもらって、こういう使い方もできるなと浮かんだアイディアを実現させていってほしいです。
自分は関係ないと思っている人を巻き込んで、自分事に感じて楽しんでもらいたいんですよね。
ライブ配信の様子。お部屋のレイアウトも変えることが可能です。
★なるほど、高岡市民なら誰も関係ない人はいないわけですねー
金森:そうなんですよ。そしてこのスタジオを使う方から逆にこちらがヒントをもらうことも多いんです。そのヒントから先日高岡市に提案したアイディアも生まれました。高岡を軸に全国の伝統産業の職人さんたちをオンラインで集めて、産地の問題やブームになっていることを共有して、お互いの産地を盛り上げるきっかけになるようなディスカッションを開催したいんですよ。
たとえば漆の産地はとても多くて全国各地に点在していますが、チャンスや問題は各々バラバラじゃないですか。それをシェアすることで自身の解決策に導いたり新たなチャンスを得たり、お互いに高めあう機会になればと思っています。
アーカイブとしても残していき興味のあるジャンルをいつでも誰でも見ることができるようにしたいです。全て高岡を軸にすることで、地域のプラスにもなり、さらに他の行政ともつながっていけば広がりができていくと考えています。
★このスタジーバから新しいことが生まれそうですね。まさにイノベーションスタジオ!それにしてもカントク、次々にアイディアを生んで行動に移して活動的ですね。そしていつも楽しそう。目がキラキラしています。(あ、たまにどんよりしてるか。笑)
全然話変わりますが、映画監督としてもご活躍で、これって誰にでもできることではないですよね。今のお仕事に繋がっていく経緯とかきっと皆さんも気になっているので教えてもらえますか?
金森:以前はテレビ局の会社員をしていたんですよ。独立したての頃は仕事が全然なくて、自分はこれまでテレビ局の名前で仕事をしていたことを思い知らされました。その中で小さなチャンスとして、高岡の頑張っている企業を応援するという、ウェブのミニ番組の仕事をもらいました。その時ピックアップされた企業が「能作」でした。毎日のように能作に通っては社長とお話させてもらって。社長からは伝統産業の面白さを教えてもらいましたね。すごく魅力的に感じて、いつかこのカッコいい伝統産業で映像を撮りたいと思うようになり、デンサンという映画に繋がりました。
方法なんて実はどうでもよかったんです。自分はたまたま映像ができたので映像という表現方法を選んだだけで。とにかく毎日必死に勉強しながら映画を完成させました。
その後もご縁があって、射水市のアイムジップというアイドルグループの楽曲プロデューサーをやらせてもらったり、ロケをきっかけに内川の良さを改めて強く感じたり。そんな時に仕事で一緒になることが多い中井りかさんが「監督、映画撮ろうよ!」と冗談半分で声をかけてくれたのを本気と捉え(笑)、まちづくりの人たちを巻き込みながら射水市を舞台にした映画「放生津カンタータ」を作りました。
★出てくるエピソードや登場人物がすごすぎます。笑 カントクの生きざまは映画のようですね。デンサンの時もそうでしたが、地域の価値の気づきを得られて映像として残す意味を強く感じました。これからも高岡を代表するカントクとしてキラキラと楽しみながら活躍してくださいね!
金森:あ、最後にもうひとつ!
「夕凪トラベラー」という旅人をテーマにした映画を全国各地で撮って全国の魅力を連続ドラマにしてYouTube配信することになりました。富山だけでできることもあるとは思うんですが、全国を知ることで改めて富山の魅力を知り、富山で何ができるかを考えていくきっかけにしたいと思っています。全国と繋がることで富山が大きく広がっていくチャンスにもなりますからね。(キラキラ)
★自分のやりたいことをひとつずつ実現していく金森監督、「リスクもあるが、失敗を恐れず、チャンスをたくさん作っていきたい」とカントクらしいお言葉をいただきました。あふれるアイディアが止まらず、あっという間に時間が過ぎていきました。これからもご活躍楽しみですね!応援しています。
高岡市民のみなさん、是非撮影スタジオ・スタジーバご活用くださいね。今年度の3月31日まで無料でお使いいただけますよ。
「ST@R ZIBA(スタジーバ)」
住所: 〒933-0029 高岡市御旅屋町101番地 御旅屋セリオ2階
営業時間: 10:00~18:00
定休日: 水曜日((公財)高岡地域地場産業センターの営業日に準じる)
料金: 基本無料(令和3年3月31日まで)
電話番号: 090-9446-2677
この「JIBA」の奥に「ST@R ZIBA(スタジーバ)」があります
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